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戸田 勝 プロフィール
TODAKATSU PROFILE

戸田 勝

アトリエ「祟藝庵」主宰

画家

戸田 勝とだかつ

  • 山口県防府市生(本名・戸田勝範)
  • 山口県立防府高等学校卒
  • 関西学院大学卒
  • 大阪デザイナー学院卒
  • 師・松岡洋
  • 無所属

世界遺産

ユネスコ憲章の前文にはこのような文章が記されています。『戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。』さらに『文化の広い普及と正義・自由・平和のための人類の教育とは、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、 かつ、すべての国民が相互の援助及び相互の関心の精神を持って、果たさなければならない神聖な義務である。』とも記されています。世界遺産は、ユネスコ憲章に基づくところの文化的活動にあたります。つまり世界遺産を意識することは、世界平和を意識することに他なりません。

世界遺産 サラマンカの夜は紫

スペイン

世界遺産 サラマンカの夜は紫

トルメス川に架かるエステバン橋と、その向こうの大聖堂を描いたものです。画面の中には描ききれませんでしたが、橋の左手向こうには1世紀頃に建造されたローマ橋があります。今でも現役です。約20世紀もの間、人々と共に在る建造物はそうあるものではないですね。所謂「時がこの街を追い越して行った」とでも言いましょうか。こういう追い越され方はいいなぁ、と思いながら描きました。

世界遺産 茜色のモン・サン・ミシェル

フランス

世界遺産 茜色のモン・サン・ミシェル

大天使ミカエル(フランス語でミシェル)が降臨したとされる聖地ですが、その運命は複雑でした。10世紀ごろ大聖堂が完成し修道院も置かれましたが、14世紀の英仏戦争で要塞になり、16世紀には修道院として復活したものの18世紀の仏革命以降監獄になり、再び復活したのは20世紀半ば過ぎのことでした。世界遺産の登録はとても早く、1979年です。いち早く世界遺産の称号を与えたのは、数奇な運命へのお詫びからでしょうか。尖塔上、高さ4メートルのミカエル像は長剣を振りかざしています。この世の悪を退治するかの如く「神は視ておる」と。

世界遺産 暮れなずむヴェネツィア

イタリア

世界遺産 暮れなずむヴェネツィア

暮れなずむとは、日が暮れそうでなかなか暮れない・・・日が暮れるのがだんだん遅くなっている春の季節を表現しています。日本語は儚くも美しいですね。そんな日本の言葉が、遠い異国で思い出されました。
5~6世紀、ラグーナと呼ばれる潟に無数の杭を打ち込み造成された、人口の浮島ヴェネツィア。この国も儚く美しいですね。まさに暮れなずむという日本語をヴェネツィアにも捧げたいと思いました。

世界遺産 芙蓉峰・春風秋霜

日本

世界遺産 芙蓉峰・春風秋霜

百枚近く描き、ようやく納得できた一枚です。こだわったのは左右の稜線です。頂き近辺は春のように優しく無風のように描き、下降する稜線は厳しい秋霜のように、寒風で雪が舞い上がるように描きました。優しさと厳しさの両面を持つ富士山、その両面性を左右の稜線の静と動で表現することを試みた一枚です。何度も失敗する過程は、まさしく富士山の厳しさでした。完成して初めて厳しさの奥にある優しさを悟りました。世界自然遺産ではなく世界文化遺産で登録された富士山は優しく、それでいて厳しく・・・この絵を毎日眺めながら自省しています。
5~6世紀、ラグーナと呼ばれる潟に無数の杭を打ち込み造成された、人口の浮島ヴェネツィア。この国も儚く美しいですね。まさに暮れなずむという日本語をヴェネツィアにも捧げたいと思いました。

世界遺産 神様の音楽会・慈愛

日本

世界遺産 神様の音楽会・慈愛

天界から御使いの天使が黎明の時を告げ、共鳴するかの如く地上では音楽が鳴り響いています。
天上では二対の鳳凰が舞い、地上では海の幸・山の幸が神に捧げられ、その姿を森羅万象が歓び慈しみ合っています。
感謝・素直・謙虚の白い鳩が共鳴の中心で舞い、一対の琉金も空間で歓び合っています。地上では松、柳、桐等々が繁茂し、地中では落花生が実を成しています。
色霊・音霊・言霊・数霊が幸う世界を表現しました。

天地弥栄・神人和樂(しんじんわらく)

天地弥栄・神人和樂(しんじんわらく)

天下泰平の世の前兆に出現する瑞鳥鳳凰。その鳳凰が渦を巻くように天界から出現。御使いの天使が、その出現を地上界に伝えています。
森羅万象、慶び寿ぎ、その渦に巻き込まれ、幸せを甘受しています。地上では雅楽が鳴り響き、海の幸、山の幸を神に捧げています。森羅万象、さらに歓び慈しみあう。松・竹・藤・桐等々が繁茂し、亀・麒麟・龍も出現。桃・柘榴・蓮・瓢箪も実を成しています。色霊・音霊・言霊・数霊が幸う世界。
花鳥風月・命を結ぶ。春夏秋冬・光寿ぐ。大和ふるさと・愛和ふるさと・天地弥栄・神人和樂!

地(あめつち)弥栄(いやさか)

天地(あめつち)弥栄(いやさか)

三大天使の降臨により天と地が共鳴するかの如く、地上では音楽が鳴り響き、天上では二対の鳳凰が舞っています。海の幸、山の幸が神に捧げられ、その姿を森羅万象が歓び慈しみ合っています。すべて一対の白い鳩、一対の琉金等々が空間を舞い、地上では松、柳、桐等々が繁茂し、地中では落花生が実を成しています。 色霊・音霊・言霊・数霊が幸う世界。花鳥風月・命を結ぶ。春夏秋冬・光寿ぐ。大和ふるさと・愛和ふるさと・天地弥栄!

主な受賞

全日本DM大賞
日本郵便特別賞【1回】・郵便局長賞【1回】・金賞【1回】・入選多数
POPクリエイティブ・アワード
金賞【2回】・銀賞【7回】・入選多数
日本パッケージデザイン展
銀賞
全日本アートサロン絵画大賞展
優秀賞
熊谷守一大賞展
入選
全国カレンダー展
入選多数
全日本観光ポスターコンクール
観光ポスターシリーズにて入選
カレンダーイメージ調査(海外)
第一位
平城遷都1300年記念「飛鳥の里芸術大賞」
水彩画部門にて受賞
東京国立博物館開館140年記念
「日本が誇る美術の至宝・名作52選」に選抜
ルーブル美術館分館ルーブル・ランス
絵画ポスター収蔵
美術年鑑社刊「日本の美V・富士山」「日本の美VII・平成の洋画」
作品掲載
現代人気作家年鑑グランプリ受賞
2014年から2023年まで10年連続
国立西洋美術館世界遺産登録記念「レガシーアワード2017」受賞

主な作品

商品ラベル
ニッカウヰスキーデザイン・県産酒統一デザイン・和菓子等 他多数
ポスター
ニッカウヰスキー・県観光ポスター・企業広告・商品広告 他多数
キャンペーン企画
ニッカウヰスキー全国キャンペーン企画 他多数
シンボルマーク
コープ山口・常盤薬品・秋川牧園 他多数
モニュメント
高野山にてマルシェ株式会社先人の碑・山頭火生誕120年記念碑

個展他

NHKにて山頭火「今週の一句」の絵を三年間描く。
世界遺産カレンダー・山頭火カレンダーを発行。個展30回。
第49回文學界新人賞予選通過。

現在、奈良県のアトリエ「祟藝庵」にて、生命讃歌・世界遺産シリーズ等の水彩画や自由画、山頭火句の書画など幅広く創作活動を展開しています。

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